ストーカー行為にはこれと言って定義が確立されていないことをご存じでしょうか。
もちろん、不法侵入して盗聴器をしかけるなどの違法行為は別として、する側とされる側の関係性やされた側の受け取り方の違いによっても、ストーカーの定義は異なってきます。
その行為がストーカーとして立証できるかはされた側が被害を訴えていること。
第三者から見ても「常軌を逸した行為」「非常識な行為」「異常な行為」であるかが基準となっています。
これによって迷惑防止条例なのか、ストーカー規制法に触れるのかが判断されると言われています。
相手に都合の良い解釈や勘違いをさせない
また、ストーカーの加害者は元夫や元の交際相手が多いことから、明日の被害者にならないためにも日頃から予防策を立てておく必要もあります。
予防策の1つとして、2人の関係を終わらせる際には、決して曖昧な態度を取らないことが大切だと言われています。
相手を傷つけないようにとの配慮から、別れたい意思をベールに包んだ状態で伝えても、相手としては都合の良い解釈をしたり、まだやり直せると勘違いをしてしつこくつきまとうケースも多々あるのです。
このような場合は、周囲に悩みを相談するなどして、第三者にも立ち会ってもらいながら、人目のある場所で話し合いの場を持つようにしていきましょう。
もし、話し合いが決裂するなどしてストーカー行為がエスカレートするようなら、最寄りの警察署で対処してもらうなどの対策も必要です。
その際、嫌がらせやつきまといのメールや証拠写真があると、相手への注意や警告を迅速にしてもらうことができます。
ストーカーになりやすい人の特徴
男女問題で相手がストーカーになってしまうケースは少なくありません。
ストーカー問題で悩みを抱いてしまわないよう、付き合う前に相手にストーカー気質があるかチェックしておくことも大切です。
ストーカーになりやすい人は、
- 思い込みが激し
- 妄想癖がある
- 真面目
- 情報収集癖がある
- 人と話すのが苦手
- 一途すぎる
こうした特徴が見られます。
思い込みが激しかったり、人と話をするのが苦手だからこそ、異性から少し優しくされただけで相手をすぐに好きになってしまうようです。
また、真面目な人ほど情報を集めるのが好きだったり、相手に一途になりやすい傾向が見られます。
相手に対して一途だと理想的な恋人になりそうですが、相手が振り向いてくれないとストーカー行為に走ってしまうことがあります。
もし付き合えたしても、相手に対して自分と同じ思いを求めるため、その気持ちが重荷になり相手から疎まれてしまうと、ストーカー行為へと発展していきます。
相手に少しずつ別れを予感させる方法もあり
付き合う前に気付くことができれば良いですが、付き合ってから相手がストーカー気質だということに気付くこともあります。
こうした場合はいきなり相手と別れるのではなく、少しずつ会わないようにしたり、連絡を減らして相手へ自分の気持ちを気付かせることが必要です。
突然の別れに対応できないのがストーカーです。
別れの現実を受け入れられずストーカー行為がエスカレートしていきますので、相手に少しずつ別れを予感させることが大事です。