夫婦喧嘩は犬も食わないとは言いますが、当人同士からすれば離婚を考えるほど深刻に感じている場合もきっと多いのではないでしょうか。
例えそれがささいなことから始まった諍いだったとしても、怒ったり泣いたりしている時の人間の脳は大変なストレスを抱えている状態です。
両親の不仲は育児をする上でも良い影響を与えませんので、夫婦喧嘩を大きくしないためにも、まずは怒りをコントロールすることから始めてみましょう。
6秒ルールを試す
どんな人でも6秒間あれば、怒りを鎮めることができると言いますが、これは逆を言えば、人は6秒あれば怒りの沸点にまで到達すると言うことです。
夫婦喧嘩の多くは言葉のかけあいから始まることが多く、イラッとしたその瞬間に放つ言葉が火に油を注ぐ場合も決して少なくはありません。
怒りに身を任せて、「最悪」「うざい」「バカじゃないの」など攻撃的に負の感情をストレートに表現することは、夫の怒りをさらにヒートアップさせるだけでなく、自分自身の怒りにも直結していきます。
夫婦喧嘩を大きくしないためにはまず、攻撃な態度をあらためて思ったことをすぐ口にするのを止めてみましょう。
もし夫に気に障ることを言われても、反論するまでに6秒待ってみることも時には必要です。
たかが6秒とはいえ、「言わなくてもいいことだった」と後で後悔する言葉を止めるパワーにはなってくれるはずです。
機嫌が悪そうなら放っておく
夫婦どちらかの機嫌が悪い場合、お互い相手の虫の居所が悪いことには気づくものです。
機嫌が悪そうだからといって話しかけると、火に油を注ぐことになり、さらに機嫌が悪くなって、夫婦喧嘩の元になってしまうことも。
原因が自分にあるのなら気にしてしまうかもしれませんが、そうでない場合は放置しておくに限ります。
仕事や人間関係のストレスで機嫌が悪いことも考えられますので、そういうときは自分で消化して気持ちを落ち着かせるしかありません。
妻が日常どおりにしていると、夫も一人で機嫌が悪いのが大人げないと察しますので、機嫌の悪いときはあえて放置しておきましょう。
相手を否定しない
夫婦喧嘩の原因は、ほとんどの場合つまらないことが発端になっています。
普通に話をしていたつもりなのに、いつの間にか妻の機嫌が悪くなり、そこから嫌味をいわれてケンカに発展したなんてことも多いのではないでしょうか。
自分が気づかない間に、妻の地雷を踏んでしまったことが原因でしょう。
夫婦で会話をしているときに、相手の話を否定していると、ケンカになってしまうことも少なくありません。
特に男性は女性の話を結論づけようとしたり、第三者的意見を述べることが多いため、それが原因でケンカになってしまうことがあります。
妻は話が聞いてほしいだけなのに対し、的確なアドバイスをしようと思う夫とのすれ違いによりケンカに発展しますので、とりあえずは妻の話を否定せず黙って聞いてあげると良いでしょう。