「探偵でもつけてみろ!」と言われたあなたへ
「そんなにオレの浮気を疑うのだったら、探偵でもつけてみろ!」
何度も夫と話し合いをしてみたけれど、浮気を認めてくれない。おそらくあの女性だと思うのに、絶対に認めない。だって浮気をしていなければ、私にあんな態度を取るはずがないから…。
最近では夫が「またその話か!いい加減にしろ!そんなに浮気を疑うなら探偵でもつけてみろ!」と言い放つんです。
「白黒ハッキリさせたい。だから証拠をつかんでください!」
そんなご相談をいただくことがあります。
まず冷静に考えていただきたいこと

実際に調査をしてみないとわかりませんが、ご主人は本当に浮気をしていないのかもしれません。
あまりにもあなたが浮気を疑うので、言葉の応酬の中で感情的にそう言ってしまっただけという可能性も考えられます。
今回は、事実確認の調査をご依頼される際に陥りやすい「調査沼」についてお話しします。
調査を始める前に、ぜひ心構えとして知っておいていただきたいのです。
ご主人の浮気を疑う根拠は何ですか?

「特定の女性とのLINEなどのメッセージのやり取りを見た」といった具体的な根拠があるなら、浮気確定の可能性は十分考えられます。
毎日一緒に暮らしているからこそ感じる女性の勘もあることでしょう。
しかし、もし「ただ何となく…」という理由だけでしたら、勘違いの可能性も考えておいた方が良いかもしれません。
浮気をしていても「絶対にバレない」と根拠のない自信を持っているご主人もいらっしゃいます。また、「妻が探偵に依頼するわけがない」と高を括っている可能性もあります。
もし浮気が気になるようでしたら、ご主人の休日や退社後など、密会する可能性が高いと判断される時間を中心に、事実確認の調査をしてみることをお勧めします。
事実確認の調査をするなら予算と期間を決めましょう

事実確認の調査を依頼する際に最も注意すべきことは、あらかじめ予算と期間を決めて調査を依頼することです。
なぜなら、ある程度調べてみても特定の異性との密会もなく、不審な行動が全く確認できないという調査結果もあり得るからです。
そのような結果が出た場合、あなたはどうしますか?
もしあなたがご主人の浮気を強く思い込んでいた場合、調査結果に納得できず、終わりのない追加調査を依頼し続けてしまう危険性があるのです。
誠実な探偵事務所であれば、ある程度調査をしてみて特定異性との交際が確認できない場合、その旨を正直にお伝えします。
しかし残念ながら、不安を煽って次々と追加調査の契約に持ち込む探偵事務所があるのも事実です。
ですから、一度立ち止まって冷静に考えることをお勧めします。
「追加調査スパイラル」で散財してしまう危険性

大金をはたいて調査をしてみたけれど、夫の浮気をつかめない。
「夫は浮気をしている!」と強く思い込んでいると、探偵事務所の調査結果を疑い始め、不自然な分析や考えをするようになります。
「トイレの窓から出入りしているのでは…」
「ほぼ毎日、私が寝ている深夜に家の車庫の中で女性と会っているのでは…」
結果的には、「この探偵事務所では浮気を見つけることができない。別の探偵事務所に依頼しよう!」と、探偵社を巡り巡ることにもなりかねません。
さらに深刻なのは、生活費にまで手を付けたり、貯金が尽きるまで追加調査を依頼したり、金融機関から借金をしてまで浮気の事実を確かめようとするケースです。
実際にそのようなお客様もいらっしゃいます。
お金や労力を費やした分、結果を得たいという心理が働いてしまい、引くに引けなくなって調査を続けてしまう。
これは「コンコルド効果」と呼ばれる心理状態です。
貯蓄が尽きたり、金融機関への借金がご主人に発覚したら…言うまでもなく、家庭が揉める最大の要因になってしまいます。
ある程度調べてみても女性との接触がないようでしたら、それも一つの結果です。
ご主人を信じてあげてはいかがでしょうか。
最後に:あなたに寄り添った提案をします
いかがでしたでしょうか。
せっかく調査を依頼していただいたのに、後味が悪い状況になることは私たちも望んでいません。
ですから、あなたの立場で考えた時に、調査をお勧めしないこともございます。
一方で、あなたの意志を尊重し、お悩みを解決できるよう最適な調査プランをご提案することも行っております。
よろしければ一度、ご相談ください。
あなたのお悩みをしっかりと受け止め、少しでも気持ちが楽になれるような解決方法を一緒に考えます。