こんにちは。探偵通信です。
探偵といえば、浮気調査や素行調査が主な仕事だとお考えの方も多いかもしれません。しかし実際には、様々な調査依頼が私たちのもとに舞い込んできます。
今回は、その中でも「えっ、こんな依頼まで?」と思わず驚いてしまうような、珍しい依頼をご紹介したいと思います。
1. 家出娘との仲介役
「娘の居場所を見つけたら、説得もお願いできますか?」
このような依頼は、意外と多いものです。ある50代の母親からの依頼では、家出した娘さんの居所を特定した後、両者の仲介役として関わることになりました。
若い娘さんの気持ちと、心配する母親の想い。双方の立場を理解しながら、何度も話し合いの場を設けました。最終的には、娘さんが自分の意思で帰宅を決意。その後、親子関係も徐々に修復されていったそうです。
2. デリケートな引っ越しのサポート
DV被害から逃れるための緊急避難的な引っ越し。このような事例では、一般の引っ越し業者さんには依頼しづらい場合があります。
「状況を知っている人に手伝ってほしい」
このような要望から、調査後のサポートとして引っ越しのお手伝いをすることも。もちろん、専門の業者さんと連携しながら、安全かつ確実な作業を心がけています。
3. 心の病と向き合う家族のサポート
「妻が誰かに監視されていると言うんです。専門家の立場から、何も無いことを証明してもらえませんか?」
精神疾患が疑われるケースでは、このような相談を受けることがあります。しかし、このような場合は調査よりも、まず医療機関の受診をお勧めしています。大切な方の心の健康を第一に考え、適切なアドバイスを心がけています。
4. 父親のふりをして、娘の運動会に参加してほしい
「娘の運動会に父親が参加できないと、きっと寂しい思いをするんです」
シングルマザーの方からいただいた、胸が締め付けられるような依頼でした。離婚後、父親は全く子供に会おうとせず、運動会の招待状にも応じてくれない。そんな状況の中、小学3年生の娘さんは「パパも応援に来てくれるかな」と楽しみにしているとのこと。
私たちは依頼をお断りしました。子供の将来のためにも、偽りの形ではなく、母親として正直に向き合うことをお勧めしたのです。
その後、この方は子育て支援センターのアドバイスもあり、娘さんと率直に話し合われたそうです。運動会当日は、母親とおばあちゃん、そして親友のお母さんが応援に駆けつけ、娘さんは満面の笑顔だったとの報告をいただきました。
探偵という仕事は、時として依頼をお断りすることで、本当の解決に導けることもあるのです。
5. 人生最後の思いを託されて
「死ぬ前に、昔の彼に一度だけ会いたいんです」
80代の女性からいただいた切実な依頼でした。相手の男性は既婚者。ご家族に迷惑をかけたくないという配慮から、密かに思いを伝えてほしいとのこと。住所は分かっているものの、どのようにアプローチすべきか、慎重な判断が必要なケースでした。
「若い頃、私の人生を大きく変えてくれた人なんです。最期に、ありがとうの言葉だけでも…」
その真摯な思いに心を動かされ、細心の注意を払いながら依頼を引き受けることに。相手の方のプライバシーや家族関係に配慮しつつ、丁寧に状況を説明させていただきました。
そして驚いたことに、男性から「ぜひ会いたい」という返事をいただいたのです。後日、二人は静かな場所で、長年胸の内に秘めていた思いを語り合うことができました。
人生の最期に寄せられた大切な思い。それを適切な形でお伝えできたことは、探偵という仕事の新しいやりがいを感じる経験となりました。
探偵にできること、できないこと
ここで重要なのは、探偵にできることとできないことの線引きです。
できること:
- 合法的な調査活動
- 公開情報の収集
- 関係者への適切な聞き取り
- 依頼者の心情に寄り添ったサポート
できないこと:
- 違法行為を伴う調査
- プライバシーの侵害
- 復讐目的の依頼
- 公序良俗に反する行為
私たちの役割
探偵の仕事は、単なる調査だけではありません。依頼者の本当の願いをしっかりと理解し、最適な解決方法を提案することも重要な役割です。
時には、調査以外の方法で問題が解決できることもあります。そんな時は、誠実にその旨をお伝えし、より良い選択肢をご提案させていただきます。
まずはご相談ください
変わった依頼だからと躊躇する必要はありません。まずは、お気軽にご相談ください。たとえ直接的な調査が難しい案件でも、私たちの経験と専門知識を活かして、何らかの解決策をご提案できるはずです。
探偵は、単なる調査員ではありません。依頼者の悩みに寄り添い、最適な解決方法を見つけ出すパートナーとして、お手伝いさせていただきます。
お困りのことがありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。相談は無料です。あなたの悩みの解決に向けて、私たちにできることを一緒に考えていきましょう。